おすすめ仕様

家は、完成して終わるものではありません。
年月とともに暮らしに馴染み、育っていくものです。
だから私たちは、選ぶものに
「長持ちすること」「素朴であること」「自分で手を加えられること」を大切にしています。
華美に主張するのではなく、暮らしの引き立て役になる。
そうした住まいこそ、家族の思いや記憶を自然に受け止め、
年月を重ねるほどに愛着が深まっていくと考えています。
ザートハウスのおすすめ仕様は、そんな想いをかたちにしたものです。

杉無垢板 厚さ30mm、カラマツ無垢板 厚さ15mm ほか

ポイント

  • 1.自然素材ならではの質感

    木の香り・肌触り・経年変化が楽しめ、暮らしとともに味わいが深まる。

  • 2.調湿効果がある

    湿気を吸ったり吐いたりしてくれるので、室内環境を快適に保ちやすい。

  • 3.断熱性、快適性に優れる

    無垢材特有の断熱性で冬も足元が冷えにくい。特に杉は柔らかく脚への衝撃を和らげるため、長年の暮らしの中で膝や腰への負担を軽減してくれる。厚みが増すと効果はさらにアップ。

  • 4.傷や汚れが付きやすい

    柔らかいため家具や物を落とした跡が残りやすい。ただし、削ったり磨いたりすることで補修が可能。さらに、残った跡も経年変化とともに「味」となり、暮らしの記憶として愛着が深まる。

玄関土間

モルタルこて仕上げウレタン塗装

ポイント

  • 1.無機質でシンプルなデザイン性

    グレーのモルタルはスタイリッシュでどんなインテリアにも馴染み、土間空間を引き立てる。

  • 2.耐久性が高い

    モルタル自体が硬く摩耗に強く、さらにウレタン塗装によって表面が保護されるため、日常的な使用で劣化しにくい。

  • 3.メンテナンス性が良い

    ウレタン塗装によって防水性・防汚性が高まり、泥汚れや雨水も拭き取りやすく掃除が簡単。

  • 4.ひび割れしやすい

    モルタルは乾燥収縮や下地の動きによってクラック(ひび)が入りやすいが、陶器に見られる「貫入」というひび割れ現象のような美しさがある。

天井

2F:構造用合板

ポイント

  • 1.仕上げ作業が不要でコストダウン

    クロスや板張りなどの仕上げ工事を省略でき、工期短縮・コスト削減につながる。

  • 2.素材感のあるラフな雰囲気

    木の構造材をそのまま見せることで、ナチュラルでカジュアルなデザインに。

  • 3.構造を感じられる安心感

    隠さずに見えることで、家のつくりを理解しやすく「構造がデザインになる」空間を演出できる。

  • 4.ラフさが気になる場合もある

    木目や節のムラなどがそのまま見えるため、きれいな均一感を好む方はビニールクロスがおすすめ。

※1階天井はケイカル板または石膏ボード貼+ビニールクロス貼が標準仕様になります。

室内壁

①エマルジョンペイント塗装(EP塗装)
②合板仕上げ

ポイント

①エマルジョンペイント塗装

  • 1.仕上がりがやわらかく自然

    クロスよりも落ち着いた質感で、マットな風合いが空間に馴染みやすい。

  • 2.色の自由度が高い

    好みの色を選べるだけでなく、調色も可能。将来リフォームや模様替えで塗り替えもできる。

  • 3.汚れやすい

    クロスに比べて手垢や傷が目立ちやすいが、比較的簡単に塗り替え可能。

②合板仕上げ

  • 1.自分仕様に育てられる壁

    合板は強度があるため、棚やフックを自由に取り付け可能。暮らしの変化に合わせて使い方を変えられ、DIY感覚で“育てる壁”になる。

  • 2.ラフで素材感のある雰囲気

    木目や節がそのまま出るため、ナチュラルでカジュアルな空間演出が可能。アクセントにもなり、個性的な空間が作れる。

  • 3.キズや汚れが気にならない

    表面に多少の傷や汚れがついても、ラフな質感と相性が良く、生活感として受け入れやすい。

※均一感を好む方はビニールクロス貼りがおすすめ。

外壁

①窯業系サイディングのうえ吹付塗装
②金属サイディング

ポイント

①窯業系サイディングのうえ吹付塗装

  • 1.カラー、質感、模様の自由度が高い

    色だけでなく、吹付方法によって模様も変えられデザインの幅が広がる。

  • 2.ひび割れが起きにくい

    モルタル塗りは下地の動きや乾燥収縮でクラックが出やすいが、サイディングは工場製品のため安定性が高く、ほとんどひび割れが生じない。

  • 3.いつでも同じ表情を再現できる

    トレンドに左右されず、増改築やリフォーム時も同じ仕上げが可能。

②金属サイディング

  • 1.軽量で耐震性に優れる

    窯業系サイディングの約1/3程度の重さで、建物への負担が少なく地震時の揺れにも有利。

  • 2.耐久性・メンテナンス性が高い

    金属表面にガルバリウム鋼板などを用いることで、錆びにくく耐候性が高い。塗膜の劣化も遅く、再塗装までのサイクルが長い。

  • 3.凹みや傷に弱い

    硬度はあるが薄いため、強い衝撃で凹みや傷がつきやすく、補修跡が目立つこともある。

屋根

ガルバリウム鋼板

ポイント

  • 1.高い耐久性・耐候性

    ガルバリウムはアルミと亜鉛の合金めっき鋼板で、錆びにくく、従来のトタンよりも格段に長持ち。

  • 2.軽量で建物への負担が少ない

    瓦やスレートに比べて軽量のため、耐震性が向上し、地震時の揺れにも有利。

  • 3.遮音性、断熱性が低い

    雨音が響きやすく、夏は熱を持ちやすい素材のため、断熱材や遮音材との組み合わせが重要。

断熱方法

屋根断熱、基礎断熱、壁充填断熱

ポイント

ザートハウスでは、断熱等級5〜6をおすすめ仕様としています。無理に数値を追うのではなく、性能とコストのバランスを重視しているからです。
等級7クラスも可能ですが、コスト負担が大きく、他の仕様との調和が取りにくくなる場合があります。私たちは数字よりも、
・窓からの日射の取り入れ方
・その土地の気候や風の通り方
・ご家族の暮らし方
こうした要素を大切にし、「その場所に合った最適な断熱と住まい方」をご提案しています。

①屋根断熱

  • 1.天井を高くとれる・デザインの自由度が高い

    屋根で断熱するため小屋裏に断熱層を設ける必要がなく、勾配天井や吹き抜けなど開放的なデザインが可能。

  • 2.快適な室内環境

    屋根からの熱侵入を抑えることで夏は涼しく、冬は暖房熱を逃がしにくいため、省エネ性能が高まる。

②基礎内断熱

  • 1.床下も室内環境の一部になる

    基礎全体を断熱するため床下が外気の影響を受けにくく、冬でも底冷えしにくい。

  • 2.断熱・気密性能が高まる

    床断熱に比べて気密ラインを取りやすく、省エネ性や快適性の向上につながる。

③壁充填断熱(高性能グラスウール)

  • 1.コストパフォーマンスが高い

    断熱材の中でも比較的安価で、広く普及しているため施工コストを抑えられる。

  • 2.省エネ、光熱費削減につながる

    断熱性能が高いため冷暖房効率が良くなり、エネルギー消費を抑えられる。

  • 3.防音性が高い

    繊維構造が音を吸収しやすく、外部騒音や室内の音の響きを軽減できる。

空調

パネルヒーター、エアコン等 プランに応じてご提案

ポイント

パネルヒーター

  • 1.静かでクリーン、やさしい暖かさ

    温風を出さずに輻射熱で部屋を暖めるため、乾燥やほこりの舞い上がりが少なく、空気がきれい。ファン音もなく静かで、表面温度が低いため小さなお子さんや高齢の方にも安心。

  • 2.部屋全体がじんわり暖かい

    壁面や床まで温める輻射熱方式で、足元から冷えにくく、体感的に自然な暖かさが得られる。

  • 3.基礎断熱と組み合わせることでさらに快適に

    床下に通る配管が冷めにくく、熱効率が高まる。床もほんのり暖かくなり、足元から自然にぬくもりを感じられる。

  • 4.初期コストが高い

    間仕切りが少なく、吹抜けがある空間に適しているがエアコンに比べ設置コストがかかる。

シロアリ対策

タームガードシステム

ポイント

  • 1.薬剤を直接撒かない安心感

    一般的な床下への薬剤散布とは異なり、基礎外周に埋設したパイプへ薬剤を注入する方式の為人体への影響が少ない。

  • 2.再施工が簡単

    薬剤は5年から10年を目途に効力が失われるが、床下に入らず外部から薬剤を注入できるため低コストで再施工が可能。

気密性について

C値1㎠/㎡以下の高気密住宅

ポイント

ザートハウスの住まいは、実物件での測定結果においてC値1.0以下を達成しており、いわゆる高気密住宅に分類されます。
断熱材の継ぎ目や配線まわりなど、細かな部分まで丁寧に気密処理を行い、熱橋(ヒートブリッジ)の発生も最小限に抑えています。
C値0.5 ㎠/㎡を切るような“超高気密”も技術的には可能ですが、施工手間の追加コストが掛かるほか気密を優先するあまりプランの自由度に制約が生じる場合もあります。
私たちは無理に数値を追うのではなく、性能・コスト・設計自由度のバランスを重視し、C値1.0以下を目安とした快適な高気密住宅を標準としています。

サッシ

樹脂とアルミの複合サッシ(トリプルガラス)

ポイント

  • 1.高い断熱・気密性能

    外側に耐候性の高いアルミ、内側に断熱性の高い樹脂を採用し、トリプルガラスとの組み合わせで冬も結露しにくく、快適な室内環境を実現。

  • 2.デザイン・耐候性に優れる

    外側がアルミのため耐候性が高く、紫外線や風雨による劣化に強い。また、枠がスリムで正面から見たときもすっきり美しく、視界も大きく広がる。

換気方式

第三種換気方式(自然給気・機械排気)

ポイント

高気密な住宅だからこそ、機械で空気を送り込まなくても、しっかりと外の新鮮な空気が入り、家全体を確実に換気できます。
また、ザートハウスでは熱交換換気は採用していません。
複雑な機械を使うことで初期コストやメンテナンス負担、故障リスクが増えるため、できるだけシンプルで長く使える仕組みを大切にしています。
その結果、メンテナンスが少なく、長く安心して使い続けられる換気システムを実現しています。

住宅性能評価・耐震等級

全棟住宅性能評価取得・耐震等級3

ポイント

  • 1.第三者による品質保証

    国が定めた基準に基づき、登録住宅性能評価機関がチェックするため、安心と信頼性が高い。

  • 2.ローンや保険で優遇措置がある場合も

    フラット35や地震保険で金利優遇・割引などのメリットが受けられるケースがある。

  • 3.最高ランクの耐震性能

    建築基準法レベルの1.5倍の耐震強度を持ち、大規模地震に対しても倒壊のリスクが低い。

住宅設備

メーカー各社選択可能

ポイント

  • 1.自由な選択肢

    キッチン・バス・トイレ・洗面化粧台など、好きなメーカー・ブランドを選べるため、理想の暮らしに合わせた仕様が可能。

  • 2.価格・機能の幅が広がる

    国内外メーカー問わず対応できるので、コストを抑えた選択から最新機能搭載モデルまで、幅広く検討できる。

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