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Concept

私たちが考える家づくり

家がきっかけになる

ウッドデッキでウチとソトの境界を広げる

旧来、人と自然の間には境界のない『共生』の時代がありました。暮らしと自然が一体となった空間での、ボーダレスな営みです。

その営みはやがて塀や堀、屋根によって囲われ始め、壁、障子、扉で区切られた『部屋』という小さな空間の集合体によって活性化されていきます。その舞台が『家』です。家族を守り、人々に快適さをもたらす家が暮らしを囲い込むことで、人と自然の関係性は、少しずつ変わっていきます。

家族が集まるスペースをつくる

そして現代。環境の変化に合わせて、家の機能性を追い求めた結果、日本の家は自然とのつながりを弱めていきます。人と自然の間には境界ができ、それぞれ別の空間で自存していきます。それがいまを生きる私たちの暮らし方。家中心の営みです。

家って、いったい何でしょうか。家はどこにあるのでしょう。やっぱり家は、自然の中にあるんです。“ウチ”と“ソト”は共生しているんです。見上げれば青空がある。見下ろせば土がある。地面がある。大きく息を吸えば、空気の存在を感じる。

庭を育て暮らしを広げる

家という“点”だけにフォーカスするのではなく、その点を含んだ自然にまで暮らしをひろげてみると、ゆるやかに人や街とのつながりが生まれます。

ゆっくり休める場所をつくる

“ウチ”と“ソト”をあいまいにつなぐことで、たとえば庭の草木を育ててみようかなと思い立ち、自分の手で家にもうひと工夫加えてみようとひらめく。そう、家がすべてのきっかけになるのです。家づくりは暮らしはじめてからが本当のスタート。家をきっかけに暮らしをひろげ、つなぎ、そだて、明日も楽しみな場所をつくるのは、そこに住むあなたです。

食卓に並べる野菜づくり
家庭菜園用のプランターをつくる

暮らしはなにも、家の中だけではありません。家から暮らしを開放することで、そこには収まりきらない感情や行動の行き先を作ることができるはずです。おおらかに、ソトとつながるウチで暮らしましょう。

SAATHAUSの「きっかけ」

私たちが提案する「きっかけ」とは、お客様が年月をかけながら少しずつ、自分の生活になじむ家に育てられる「家のたね」です。
「たね」は家にも、ソトにも蒔かれます。

いつか本気で野菜を育てたいというお客様のために、日当たりがよく、水やりや土の入れ替えがしやすいよう、庭と家や小屋との関係を提案する。
子どもたちの成長に沿って部屋を仕切る棚を作ったり、料理の幅のひろがりに合わせて使い勝手の良いキッチンを作るなど、お客様が工夫できる余白と「きっかけ」を残す。

私たちは、そんな「きっかけ」を最も大切に考えるところから、家づくりをしています。

1

あつまる・つくる・ひろがる、きっかけ

~半外空間~

・ダイニングキッチンからの延長空間
・テーブルを出してご飯を食べる
・DIYスペースにする
・庭で穫れた野菜を干す
・ご近所さんとお茶を飲む
・観葉植物に水をやる
など生活が広がります

2

つくる・ひろがる・つながる、きっかけ

~ワークスペース~

・玄関土間とつなげて室内と行き来しやすく
・工具やガーデンブーツも置けて趣味スペースとして充実
雨の日も使える居場所がひろがります

3

つくる・ひろがる、きっかけ

~外キッチン~

畑で穫れた野菜やご近所からのおすそわけを洗う。野沢菜を洗う。バーベーキュー網を洗う など
「食べる」にまつわる作業場が広がります

4

あつまる・ひろがる・やすまる、きっかけ

~火のあるところ~

家族が集まる場所にストーブを置くと、ご近所さんが立ち寄ったりみんなの拠り所になります。